フォルクスワーゲン(VW)は29日、パリモーターショー(プレスデー:9月29~30日、一般公開日:10月1~16日)で電気自動車(EV)のコンセプトカーである「I.D.」を世界初公開した。

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航続距離は400~600キロメートルとなっており、最高出力は170馬力としている。I.D.をベースに開発した市販車は2020年中に発売する計画だ。2025年には完全自動運転機能の「I.D.パイロット」を備えたモデルも追加することになっている。

I.D.は新タイプのアーキテクチャーである「MEB(Modular Electric Drive Kit)」を採用しており、通常エンジン車やプラグイン・ハイブリッド車(PHV)とは異なった構造で設計される。モーターをリアアクスルに連結させ、電池を床下に配置することで広大な車内空間を確保しているという。

自動運転機能の「I.D.パイロット」は、ハンドル中央部のVWのロゴをタッチすることで起動することができる。起動後はハンドルがダッシュボードに格納されることで、運転席のスペースが拡大するとした。

■ID発行とスマホ認証でキーが不要に
このほか、「フォルクスワーゲンID」をユーザーに発行することで従来のキーを不要とし、スマートフォンによる認証でドアの開錠と施錠が可能になるほか、不在時の宅配便の受け取りなども可能になる。

同社は昨年11月に発表した航続距離300キロのEVである「e-ゴルフ」が「明日の世界」を示すとしたうえで、今回のI.D.は「明後日の世界」を示すモデルと位置付けた。

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