トヨタのトルコの生産子会社、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ターキー(TMMT)は9日、ハイブリッドSUV(スポーツタイプ多目的車)「C―HR」の生産を開始したと発表した。トルコから北米を含む世界市場向けに輸出する。
C―HRは欧州で生産されているモデルとしては8車種目で、ハイブリッド車(HV)としてはフランスで生産されている「ヤリス・ハイブリッド」、英国で生産されている「オーリスツーリングスポーツ」ハイブリッドに次いで3車種目。「カローラ」とミニバン「ヴァーソ(Verso)」を生産しているラインで製造され、トルコで初めて生産されるHVとなる。
C―HRはまた、主要部品の共通化などによる新しい車づくりの手法「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」に基づき、日本国外で製造された初のモデルとなる。
■トルコ工場の生産能力増強
同モデルの生産開始に伴い、TMMTの年産能力は15万台から28万台に増強。2000人を追加雇用し、従業員数は約5000人となっている。
2016/11/10