ナブテスコ(本社:東京都千代田区)は1月31日、ドイツの自動車部品メーカー、オバロ(OVALO)の株式100%を取得する株式譲渡契約を独インターグローバル・インダストリーホールディング(INTERGLOBAL Industrieholding)と締結したと発表した。買収価格は8200万ユーロ(約99億8000万円)。2月末に買収を完了する予定だ。


オバロは自動車産業向けの波動歯車機構減速機によるシステム製品の開発と製造、販売を目的として2006年に設立。主にシャーシシステムとエンジンシステム関連製品に強みを持つ。

オバロは独adcosの株式を60%保有しており、今回の買収に伴い、adcosもナブテスコの連結対象となる予定。adcosは、自動車用メカトロニクス製品開発の根幹となるモデルベース開発やRCP(ラピッド・コントロール・プロトタイピング)向け開発用ECU(電子制御ユニット)のサプライヤーとして、ドイツ内外の主要自動車メーカーや部品メーカーと取引がある。

■オバロの工場拡張も検討
ナブテスコの商用車用機器事業は、関連事業の買収や自動運転プロジェクトへの参画などを通じてシステム化とメカトロニクス化を進めている。また精密減速機事業でも、海外市場を中心にメカトロニクス化の要望が高まりつつあり、その対応を進めている。同社は今回の買収を通じ、オバロが持つモーター、コントロールユニット一体製品の開発能力を活用することにより、製品のシステム化・メカトロニクス化を加速。また、オバロの拠点には拡張の余地があることから、新たな欧州の開発・生産拠点設立に活用することも将来的に検討していくという。

2週間無料お試し購読
購読を開始する