ルノー・日産アライアンス傘下のロシアの自動車最大手アフトワズは10日、2016年(暦年)決算を発表し、売上高が前年比4.8%増の1849億ルーブル(約3591億円)だったことを明らかにした。減損とリストラ費用を除いた営業損失は156億ルーブル(約303億円)で、前年よりも36.8%減少した。減損・リストラ費用は250億ルーブル(約485億5000万円)に上った。効率性の改善とコスト削減策が奏功した。


16年のロシアの乗用車市場は12%減を示したものの、アフトワズのラーダブランドの販売は1%減の26万6296台と小幅な減少にとどまり、国内市場のシェア率は20.1%と2.2ポイント上昇した。

ラーダブランドの32カ国向けの輸出は計1万8511台となり、総販売台数は28万4807台に上った。

ラーダとルノー、日産、ダットサンの西部サマラ州トリヤッチおよびウドムルト共和国の首都イジェフスクの工場での生産台数は、組立生産を含め40万8000台以上となっている。

■モノづくり精神も貢献
部品の国内調達率の引き上げによって調達コストを削減。日本式の「モノづくり」精神の導入により、アフトワズとサプライヤーのコストが引き下げられたとしている。トリヤッチ工場では生産ラインを5から3に減らし、稼働率を高めた。年度末の在庫は前年比15%減の36億ルーブル(約70億円)に縮小した。

ロシアの新車市場は16年まで4年連続で減少したが、今年は4%増の約150万台に回復すると予想されており、ルノーをはじめ、同国市場に進出する外国の自動車メーカーの期待は高まっている。

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