米環境保護局(EPA)は現地時間の22日、自動車用バッテリー大手のエキサイド・テクノロジーズの米カリフォルニア州ヴァ―ノン工場が鉛による大気の汚染源になっていたと明らかにした。

同工場では違法な量の鉛を大気中にさらしたことで、工場内と周辺で州が定めた大気中の鉛濃度が基準値を1立方メートル当たり0.15マイクログラム上回ったとされる。

汚染が確認されたのは、2013年9月の9~18日と今年1月の2~3日、今年3月22~4月19日。エキサイドは今後10営業日内に報告書を当局に提出することが義務付けられた。同社には汚染が確認された日数ごとに最大3万7500米ドルを乗じた金額の罰金が科されることになる。

同工場は1922年の開所で、1日当たり2万3000~4万1000個のバッテリーをリサイクルしていた。

鉛中毒は脳や末梢神経への傷害が発生する可能性があり、特に子供に深刻な被害を与えるとされる。

2014/5/26

 

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