自動車部品大手の米TRWオートモーティブ・ホールディングスは6日、上海近郊の安亭に、同社としては世界最大級の技術センターを開所したと発表した。同社の製品の研究開発(R&D)、設計、応用、テストのほか、顧客に対する技術サービスを提供する。

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面積は6万6000平方メートルで、1200人を雇用。ブレーキ、ステアリング、サスペンション、乗員安全システム(エアバック、シートベルト)、セーフティーエレクトロニクスなど、20以上の試験室を備える。

TRWのプラント会長は、中国の自動車普及台数が2020年までに2倍に増える見通しだとしたうえで、車両の安全と、ドライバーの啓発活動が業界にとって優先課題の1つになると主張。新設した技術センターは、中国とアジア太平洋地域に最新の安全システムを導入する同社のコミットメントを示すものだと述べた。

TRWは米ミシガン州リボニアに本社を置き、24カ国で事業展開。従業員数は約6万5000人に上る。2013年の売上高は174億米ドルだった。

2014/6/9

 

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