自動車部品大手の独ゼットエフ(ZF)は20日、BMWの「5シリーズ」向けに新型の8速オートマチックトランスミッション(AT)「8HP」の量産を開始したことを明らかにした。

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ディーゼルエンジン搭載のBMW「520d」向けに開発した「8HP50」の量産を今年7月から開始した。最大トルクは500Nm。

ZFは2009年に8速ATの生産を開始。新型8HPは、ドラッグトルクから高スプレッドまでのレンジを広げ、ねじり振動の吸収力を高めた。二酸化炭素(CO2)の排出量を抑えながら、新型エンジンのトルクと性能を損なわないことが開発の主眼となった。新型8HPは、初代の8HPと比べ、パワーロスを3分の2以上抑えたという。

2014/8/21

 

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