韓国のLGグループ傘下の電子部品メーカー、LGイノテックは8月28日、レアアース(希土類)を使用しないデュアルクラッチトランスミッション (DCT)用モーターを世界で初めて開発したと発表した。2015年初めからメキシコ工場で生産を開始する予定だ。

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DCTの中核部品であるDCTモーターの製造には、希土類のネオジムやジスプロシウムが必須と考えられてきた。自動車産業はこれらのレアアースの代替品の研究を進めてきたが、適切な材料が見つけられずにいるという。

LGイノテックが開発したレアアースを使用しないDCTモーターは、従来製品と比べて重量が4%軽くなったとされる。

同社は1970年の設立。13年の売上高は57億米ドルに上っている。

2014/9/1

 

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