自動車部品・産業機械大手の独シェフラー・グループは現地時間の13日、ロシア南西部ウリヤノフスク州のウリヤノフスク市に同社として初のロシア工場が完成し、開所式典を行ったと発表した。


ウリヤノフスク工場の現在の従業員数は100人で、300人まで増員することが決まっている。現在はクラッチ類とマニュアル・トランスミッション(MT)の部品を2本のラインで生産している。年内にテーパーローラー軸受の生産も開始する予定だ。

同社は2012年12月に同工場の建設を決定し、約20億ルーブル(約52億円)を投資するとしていた。工場の敷地面積は22万平方メートルで、主に国内外の自動車メーカー向けに製品を供給する。

ウリヤノフスク市はモスクワの東900キロメートルに位置し、人口は約70万人。シェフラーは1997年にロシア市場に進出。現地法人の本社はモスクワで、サンクトペテルブルクとノヴォシビルスク、トリヤッチ、エカテリンブルク、クラスノダールに事務所があり、カザンにカスタマーセンターを置いている。

2014/10/15

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する