浙江吉利集団傘下のボルボ・カーズは現地時間の16日、スウェーデン・ヨーテボリ近郊のトーシュランダ(Torslanda)工場で1300人の増員を実施すると発表した。2015年の第1四半期に第3シフトを導入する。

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3シフト制の導入により、同工場の従業員数は4600人に増える予定となった。新型スポーツタイプ多目的車(SUV)の「XC90」の量産に備えた措置で、ボディ製造工程も新設した。一連の措置により、同工場の生産能力は年間30万台に増えることになる。

同社の今年1~9月の世界販売台数は前年同期比9.2%増の33万9200台、通年では10%増の47万台と見込んでいる。XC90の投入により、さらに需要が伸びるとみて増員を決めた。

同社はまた、同工場の従業員との間で新たな労使協定を締結し、来年の第1四半期から適用することになったと明らかにした。さらなる増産が可能になった一方で、需要に合わせて以前より柔軟に運用することが可能なったとしたが、具体的な内容については公表していない。

2014/10/20

 

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