自動車部品メーカーの伊OMRオートモーティブは15日、米インディアナ州スピードウェイで同社として初の米国工場を建設すると発表した。まずは米国本社機能としての役割を担うとしている。

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投資額は1000万米ドルで、2.5エーカー(1万120平方メートル)の敷地に4万3000平方フィート(3995平方メートル)の施設を建設する。4月に起工し、年内に稼働させる予定だ。また、近隣でも別に2.5エーカーの土地を取得しており、将来の拡張に備えている。16年までに60人の従業員を採用するとした。

同社は1919年の設立で、イタリア北部ロンバルディア州ブレシア(Brescia)市に本社を置く。主要顧客はフィアットで、主な製品はエンジンブロックやシリンダーヘッド、インテイク・マニホールド、ギアボックス、クラッチハウジングなどの鋳造部品。マルコ・ボノメッティ氏が最高経営責任者(CEO)を務めており、ボノメッティ家が株式の100%を保有している。

フィアット以外では、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォルクスワーゲン(VW)、フォード・モーター、トヨタ自動車との取引実績があるという。

2015/1/16

 

 

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