FCA US(旧クライスラー)は現地時間の2日、ジープ「チェロキー」の2014~15年モデルを22万8181台リコール(回収・無償修理)すると発表した。


原因はサイド・エアバッグまたはサイド・カーテン・エアバッグの制御ソフトの欠陥で、FCA USのエンジニアが行った実験で判明した。これらのエアバッグは車両転覆時に展開することで乗員のけがや車外への放出を防ぐ機能を持つが、転覆していない時にも展開してしまうケースがあったとされる。

特に車体の急激な姿勢変化を要求するような操作をドライバーが行った際に、車体と地面との角度が一定の限度を超えると、転覆していないにも関わらずサイドのエアバッグが展開してしまう場合があった。

FCA USは同エアバッグの展開の可否を判断するための要件を再調整したうえで、制御プログラムのアップデートを実施する。準備が整い次第、顧客への連絡を開始するとした。

2015/2/4

 

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