オランダのアルミニウム素材メーカー、コンステリウム(Constellium)は12日、2250万ユーロ(約30億5000万円)を投じ、チェコ北部ジェチーン(Decin)工場を拡張すると発表した。欧州の自動車産業向けの硬質アルミ合金の生産能力を増強する。拡張工事は2016年4月までに完了する予定だ。


同社は昨年5月、1500万ユーロ(約20億3000万円)を投じて硬化アルミ合金の成形能力を年間で約1万トン拡大すると発表していた。ジェチーン工場では主に、チェコのほかドイツ、フランス、イタリア、スイスの自動車産業のティア1サプライヤーに製品を供給している。

コンステリウムは、追加投資により、生産能力の拡充と柔軟性の向上が達成されると説明。拡張後のジェチーン工場の生産能力が14年の6万トンから18年までに20%以上増となる7万2500トンに引き上げられる見込みとしている。

同工場では、フルタイム労働者を680人雇用している。

2015/2/13

 

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