スウェーデンの商用車用ブレーキシステムメーカーであるハルデックス(Haldex)は13日、英国中部ミッドランズのMIRAエンタープライズ・ゾーンで研究開発(R&D)センターを開所したと発表した。


新R&Dセンターの面積は2万5000平方フィート(約2320平方メートル)で、当初は44人を雇用する。同社は、欧州の研究開発機能を同センターに集約するという。

MIRAにはハルデックスのほかに英GKNやコンチネンタルタイヤ、グッドイヤーなども開発拠点を置いている。共用の試験走路や電磁両立性(EMC)の試験施設、デザイン・シミュレーション・センターなどがある。ハルデックスは新センターの設置前からMIRAの試験走路を利用していたことから、MIRAへの進出を決めた。開発期間の縮小にもつながるとした。

MIRAは今後もインフラ整備を進め、自動車関連企業を積極的に誘致する。1290万ポンド(約23億5000万円)の資金を投じ、床面積を200万平方フィート(約18万5800平方メートル)拡張する計画だ。

ハルデックスは1985年、スウェーデンの自動車部品大手ハルデックスとガルピッタン、ヘッセルマンの統合により設立。従業員数は2325人で、売上高は40億クローナ(約563億円)規模となっている。

2015/2/17

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する