金型加熱・冷却システムの仏ロックツールは23日、中国の浙江吉利控股集団の傘下にあるスウェーデンの自動車メーカー、ボルボ・カー・グループ(ボルボ・カーズ)と生産ライセンス契約を締結したと発表した。同契約はボルボの安全・運転支援システム「インテリセーフ(IntelliSafe)」の部品をカバーしている。

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具体的には、レーダーを含むリアミラーの後面の部品について、ロックツールの技術を採用する。これにより、プラスチック表面の光学的特性が大きく変化し、レーダーの部品内部への太陽光線の侵入を防ぐという。

ロックツールは、同社の技術がボルボのモデルに付加価値を与えることを歓迎すると述べたうえで、今回の契約が、両社の長期にわたる実りの多い協力関係への最初の1歩となると自信を示した。

ロックツールは2000年の設立。強化繊維複合材プレス成形や高品位プラスチック成形技術を提供するとともに、同社が保有する国際特許により、自動車メーカーや部品加工、素材メーカーに特許使用ライセンスと成形ライセンスを提供している。

2015/2/24

 

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