英運輸省は26日、電気自動車(EV)を含む超低排出車(ULEV)産業を支援するために4300万ポンド(約79億円)を支出すると発表した。充電網の整備やULEV関連の研究開発プロジェクトの助成を行う。


充電網の整備には20年までに3200万ポンド(約59億円)を支出する。このうち1500万ポンド(約28億円)はULEVの購入者に対する住宅用充電器の設置補助に充てる。充電器の価格の75%まで最大700ポンド(約13万円)を補助する。今年4月13日から適用するとした。

800万ポンドは主要道路沿線での充電器の設置に充てる。昨年秋に高速道路庁が発表した1500万ポンド(約28億円)の助成金と並行して給付する。適用は今年5月から。

900万ポンド(約16億円)については病院や駅などでの充電器の設置に充てる。詳細については後日に発表するとした。

■軽量素材リサイクルや燃料電池バスの開発も支援

運輸省はまたULEV関連の研究プロジェクトに総額で1100万ポンド(約20億円)の財政支援を行うとした。具体的には高価な炭素繊維素材のリサイクル技術の開発や、燃料電池をレンジエクステンダーとするEVバスの開発など、50の機関が参画する計15件のプロジェクトを支援する。

2015/2/27

 

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