韓国の自動車部品大手であるハラ・ビステオン・クライメート・コントロール(HVCC)は11日、インド南西部のグジャラート州で第4工場が操業を開始したと発表した。


新工場は自動車産業の集積が進むグジャラート州のサナンド市に所在し、床面積は8890平方メートルとなっている。車載エアコンや熱交換器などを年間200万ユニット生産する能力を持つ。今後の需要増に応じて2倍まで生産能力を拡張する余力もあるとした。

同社は同国南部のチェンナイにリージョナルオフィスを置くほか、チェンナイと西部のマハラシュトラ州プネ、デリーに近いハリヤナ州ビワディ(Bhiwadi)の3カ所に工場を保有する。今回の新工場の設置により、インドの自動車産業集積地のすべてに拠点を配置したことになる。サナンドにはマルチ・スズキやタタ・モーターズ、フォード・モーターなどが工場を置いている。

HVCCはインドでカーエアコンや熱交換器だけでなく、コンプレッサーやコンデンサー、ラジエーター、排ガス再循環器(EGR)システム用冷却器などを製造。熱制御システム分野ではインドで2番手に位置している。

2015/3/12

 

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