カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは18日、メキシコ中央部ケレタロ州で新工場の建設を開始したと発表した。総投資額は約1億3500万米ドル。フロントグリルやロッカーパネルなどを含む外装部品を製造し、グローバルメーカー各社に供給する。2016年第1四半期(1~3月)に生産を開始する予定。

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新工場の面積は2万6400平方メートル。稼動初年度には約600人を雇用する見通しという。マグナ・エクステリアズのバロー社長は「熟練労働者と優れたビジネス環境を備え、自動車製造業が成長するケレタロ州に拠点を設置できることをうれしく思う」と述べ、メキシコ事業の拡大により、グローバルな顧客のニーズの高まりに対応する考えを示した。

マグナは1991年、中南部プエブラにメキシコ初の工場を設立。ケレタロ新工場が30カ所目の生産拠点となり、このほかにエンジニアリング&製品開発センター1カ所を保有。メキシコ国内で2万4000人以上を雇用している。

2015/3/19

 

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