自動車部品大手の米インテバ・プロダクツは7日、韓国の同業であるSLコーポレーションとの合弁会社への出資を拡大し、子会社化すると発表した。


合弁会社の商号はコリアン・ドア・システムズ(KDS)で、1995年の設立。以前はインテバとSLの折半出資だったが、今年3月30日付で締結した契約により、インテバの子会社となった。ただし、現在のインテバとSLの出資比率については公表していない。

KDSは主にドアシステムを製造し、現代自動車やゼネラル・モーターズ(GM)の韓国法人、印マヒンドラ&マヒンドラ傘下の双竜自動車、ルノーサムスンといった国内メーカーのほかにフォルクスワーゲン(VW)やPSAプジョー・シトロエン、ルノーとの取引実績がある。

昨年末からは座席の電動折り畳み装置や電動ドアミラーなどのアクチュエーターといった小型モーターを使用する部品事業としてモーターズ&エレクトロニクス部門を立ち上げていた。インテバの子会社となったことで、今後は最新技術を積極的に導入し、ラインアップと顧客ベースを拡張していく方針だ。

2015/4/8

 

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