ジャガー・ランドローバー(JLR)は13日、英ウェストミッドランズ州ソリフル(Solihull)のランドローバーの本社工場内に5億ポンド(約880億円)を投じて建設した新工場を開所したと発表した。ジャガーの新型「XE」を生産する。70年の歴史を持つランドローバーの工場でジャガーのモデルが生産されるのは初めて。

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新型XEは、欧州最大のアルミボディ施設を含む16万5000平方メートルの最新工場で生産される。JLRは生産に当たり、英国内の55のサプライヤーと総額40億ポンド(約7045億円)の契約を結んだという。このなかには、ヨークシャーに拠点を置くプラスチックメーカーのRosti McKechnieとの7500万ポンド(約132億円)の契約などが含まれる。

ソリフル工場のディレクターであるVolkaerts氏は開所に当たり、「ジャガー・ランドローバーにとって特別な日だ」と述べ、ジャガーのモデルをランドローバーの工場で生産できるのは、アルミ技術とインフラへの戦略的な投資によってもたらされた生産体制の柔軟さを示すものだと意義を強調した。

ソリフル工場の従業員数は9000人。3シフト・24時間体制で操業し、2014年にはランドローバーの「レンジローバー・スポーツ」を8万2440台、「レンジローバー」を5万3738台、「ディスカバリー」を4万5080台、「ディフェンダー」を1万7781台、それぞれ生産している。

2015/4/14

 

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