日立オートモティブシステムズは16日、インド南部タミルナド州チェンナイに建設した自動車機器システムの新工場を竣工した。投資額は31億3000万ルピー(約60億円)。今年10月からバルブタイミングコントロール(VTC)と点火コイルの生産を開始し、生産品目の拡大を図っていく。


同社は2012年4月に日立オートモティブシステムズインドを設立。統合工業団地「ワンハブ・チェンナイ」の敷地で新工場の建設を開始した。従業員数230人で稼働する。

日立オートモティブシステムズはまた、今後は地域戦略としてグローバル標準生産ラインの導入により、グローバル品質・グローバルプライスの実現と、現地調達を拡大するとした。製品戦略としては、電子制御技術の強みを生かした環境にやさしい低炭素技術製品の供給や、グローバルな研究開発体制を活用した先端技術の導入を強化する。

2015/4/17

 

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