東ソーは21日、マレーシアに合成ゼオライトの一種である「ハイシリカゼオライト(HSZ)」工場を新設すると発表した。2017年半ばの商業運転開始を予定する。同製品は自動車排ガス浄化触媒や石油精製・石油化学触媒向けなどに販売している。


新工場は、マレーシア北東部トレンガヌ州ケママンに設置する。投資額は約110億円。16年11月の完工を予定する。

同社は現在、HSZを南陽事業所(山口県周南市)と四日市事業所(三重県四日市市)で生産している。日・米・欧における旺盛な需要と今後のアジア需要、為替変動リスクの軽減、製品の安定供給を目的とした事業継続計画(BCP)の観点から、海外生産拠点の新設を決定した。

2015/4/22

 

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