フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は28日、ブラジル北東部ペルナンブコ州ゴイアニアでジープの新工場を正式開所したと発表した。生産能力は年間25万台で、ジープの小型SUV(スポーツタイプ多目的車)「レネゲード」を中南米市場向けに生産する。
総投資額は70億レアル(約2810億円)で、このうちジープの組立工場に30億レアル(約1205億円)、サプライヤーパークの建設に20億レアル(約804億円)をそれぞれ投じた。
新工場の面積は26万平方メートルで、ロボット700台(溶接650台、塗装40台、組立10台)を導入。フレキシブル生産ラインにより、最大で3つの異なるモデルを同時に生産することが可能という。
サプライヤーパークの面積は27万平方メートルで、16社が入居。12工場で17の部品を製造している。年内にジープ組立工場が3300人、サプライヤーが4900人、サービス部門が約850人をそれぞれ雇用する見込みとなっている。
2015/4/30