ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のオペルは28日、独リュッセルスハイムに建設中のパワートレインセンターに2億1000万ユーロ(約285億円)を投じることを明らかにした。同センターは昨年夏に着工しており、同日に棟上げ式を実施した。2017年中の稼動を予定する。

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パワートレインセンター新設は、インターナショナル・テクニカル・ディベロップメント・センター(ITDC)とロートガウ・ドゥーデンホーフェンのテストセンターに対する総額2億3000万ユーロ(約312億円)の投資の大半を占める。02年に新工場を開所して以来、リュッセルスハイムでの施設建設としては最大規模となる。

同社は、パワートレインセンターの新設により、ITDCとオペルの研究開発能力が大幅に強化されると説明。パワートレインセンターの床面積は約3万6000平方メートルで、性能評価装置43台を導入する。

オペルのカール・トーマス・ノイマン最高経営責任者(CEO)は、小型車と中型車のガソリンエンジンの燃費効率を高め、2020年の二酸化炭素(CO2)排出量削減目標を達成するうえで、新パワートレインセンターの役割は重要だと強調している。

2015/5/29

 

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