GSユアサは1日、タイの連結子会社である、サイアムジーエスバッテリー(SGS)がマレーシアの合弁会社ユアサバッテリーマレーシア(YBML)の株式の40%を取得する契約を締結したと発表した。これにより、GSユアサグループのYBMLへの出資比率はこれまでの30%から70%に引き上げられ、連結子会社となる。
YBMLは1979年の設立。マレーシア北西部ケダ州に本拠を置き、自動車用とオートバイ用の鉛蓄電池を製造・販売している。
マレーシア市場では近年、競合メーカーの買収や新規参入による競争が激化している。今後はタイで約50年の実績を持つSGSの経営資源やノウハウを活用してシェアの拡大を図る。
YBMLは現在、マレーシアの自動車用鉛蓄電池市場のシェア約10%を占めているが、2018年までに販売規模を倍増させる計画。オートバイ用鉛蓄電池事業は今後も約35% のトップシェアを維持する方針という。
2015/6/2