フォード・モーターは2日、ピックアップトラックとスポーツタイプ多目的車(SUV)の需要増に対応するため、北米の主要工場の夏季休暇を通常の2週間から1週間に短縮し、約4万台を追加生産する計画を明らかにした。

45741.jpg


今年4月の時点で、ピックアップトラックの新型「F―150」はディーラーの店頭に置かれてから販売までの期間が平均20日間と好調。SUVの「エッジ」の販売は78%増を記録し、「エスケープ」と「エクスプローラー」も需要に供給が追い付かない状況となっているという。

フォードの北米工場は6月29日から7月10日までメンテナンスと機械設備の入れ替えのために操業を停止する予定だが、6カ所の組立工場を含む16工場は夏季休暇を6月29日からの1週間のみとする。

地元メディアによれば、夏季休暇を短縮するのは、シカゴ、ディアボーン・トラック、カンザスシティ、ケンタッキー・トラック、ルイビル、オークビルの各組立工場のほか、リボニア・トランスミッション、ローソンビル・トラスミッション、シャロンビル・トランスミッション、スターリング・アクスル、バッファロー・スタンピング、シカゴ・スタンピング、ディアボーン・コンソリデーテッド、カンザスシティ・スタンピング、ケンタッキー・スタンピング、ウッドヘブン・スタンピングの各部品工場となっている。

2015/6/3



 

2週間無料お試し購読 購読を開始する