自動車部品大手のロバート・ボッシュは9日、スターターモーター・ジェネレーター部門を売却または合弁化する方向で検討していることを明らかにした。


同部門は世界各地の13カ所に工場を置き、6500人の従業員を雇用している。スターターモーターやオルタネーターといった部品だけでなく、スタート・ストップ(アイドリング・ストップ)車向けの部品なども製造している。

同社でモビリティ・ソリューションズ担当取締役を務めるロルフ・ブランダー氏はスターターモーター部門の売却または合弁化を望む理由について「この部門は過去数年間にわたって良好な業績を示してきた。だが、厳しい競争事情とコスト圧力の増加により、パートナーとの合弁事業にするか、あるいは売却したほうが、より成長する見込みがあると判断した」と述べた。売却または合弁化によって得られた資金はほかの部門への投資に充てるとしている。

2015/6/10

 

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