自動車部品・化学品大手の独フロイデンベルク(Freudenberg)とNOK(本社:東京都港区)の合弁会社、フロイデンベルク―NOKシーリング・テクノロジーズは19日、米オハイオ州フィンドレーの工場の拡張工事の一部として、素材研究所を新設すると発表した。拡張工事は今冬までに完了する見通し。


同社は先月、約860万米ドルを投じ、フィンドレー工場を4万3000平方フィート(約4000平方メートル)拡張すると発表。新設する研究所の面積は約2000平方フィート(約186平方メートル)で、投資額は約45万米ドルという。

フィンドレーの工場では、自動車メーカーやティア1、ティア2サプライヤーに対し、約700点の高性能プラスチック部品を供給。新設する研究所では、高性能プラスチックのテストや性能分析を行う。トルクロスを分析するテスト装置も導入し、二酸化炭素(CO2)排出量の低減と燃費改善につながるシーリングソリューションの開発に役立てる。

フロイデンベルク―NOKは1989年7月の設立。米マサチューセッツ州プリマスに本社を置き、北米とメキシコ、ブラジルでオイルシール、メカニカルシール、プラスチック製品、工業用ゴム製品などの製造、販売を手掛けている。

2015/6/23

 

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