ドイツの自動車部品大手ZFは29日、独南部バーデン・ヴュルテンベルク州アムツェルに本社を置くHDLEのソフトウエア開発チームを傘下に収めたと発表した。7月1日から同チームの約50人をZFの研究開発(R&D)部門に統合する。半自動運転(自動走行)につながるドライバー支援システムの開発を強化する。

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HDLEの開発チームに加え、試作車と開発の成果も引き継ぐ。ZFのR&D部門も統括するシュテファン・ゾンマー最高経営責任者(CEO)は、取得する開発チームがこれまで乗用車と商用車の開発プロジェクトに当たってきており、ZFのソフトウエア開発部門を完全に補完すると述べた。

ゾンマーCEOは今年1月、自動運転(自動走行)技術の開発を強化する方針を表明。120億米ドルを投じて買収した米TRWオートモーティブが、主にレーダーとカメラの開発のため、エンジニアと技術者を計650人以上、採用したことを明らかにしている。

2015/6/30

 

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