プライベート・エクィティ(PE)投資会社の米ベインキャピタルは1日、自動車部品大手の米TIオートモーティブの買収を完了したと発表した。買収の金銭的条件は公表していない。

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TIオートモーティブは1922年の創業で、米ミシガン州オーバーンヒルズに本社を置き、29カ国に生産施設を展開。乗用車と小型トラック向けに、流体移送システム(Fluid Carrying Systems)やタンクシステム、ポンプ&モジュールシステム、HVAC(冷暖房空調)流体システム、パワートレイン部品などを供給している。

同社は今年1月、ベインキャピタルに身売りすることで正式合意したと発表していた。TIオートモーティブの現経営陣は留任する。

TIオートモーティブのKozyra会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は、ベインキャピタルとのパートナーシップを通じ、同社が次の段階の成長に進むことができると強調。ベインキャピタルのクック社長は、同社が世界の自動車業界への投資で成功を収めてきたと述べ、TIオートモーティブの経営陣と協力することで、製品ポートフォリオを拡大し、技術開発のペースを加速する考えを示している。

2015/7/2

 

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