独ロバート・ボッシュは6日、韓国事業の2014年の売上高が前年比21%増の15億ユーロ(約2019億円)に達したことを明らかにした。15年についても2けた増収を見込んでいる。


同社は先ごろ、韓国のワイパー製造会社、Kyung Chang Wiper(KCW)と合弁会社、KWワイパー・システムズ(KBWS)を設立すると発表。新会社は慶尚北道大邱市に本社を置き、約700人を雇用する計画。ロバート・ボッシュ・コリアのフランク・シェーファーズ社長は、KCWとの提携により、韓国のワイパー市場での地位が強化されると説明している。

KWCは1975年の設立で、現代・起亜自動車グループ向けを中心にワイパーを供給している。

ボッシュは今年、韓国事業の開始から30周年を迎える。自動車部品関連のモビリティソリューションズのほか、消費財、産業機器、エネルギー・建築関連テクノロジーの全4部門を展開し、6カ所に拠点を置いている。韓国国内の従業員数は約2000人で、ソウル南の龍仁(ヨンイン)市のエンジニアリングセンターでは250人を雇用。大田広域市の拠点では2001年からディーゼルエンジン部品を製造している。

ボッシュは韓国事業の開始以来、製造、エンジニアリング部門に累計2億ユーロ(約269億円)を投じてきた。

2015/7/8

 

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