ホンダは6日、マレーシアの四輪車の生産販売合弁会社ホンダ・マレーシアがマラッカ州の工場に3番目となる出荷前検査(PDI)ヤードを新設したと発表した。最大6000台を収容可能。PDIヤードとオーバーヘッド・リンク・ブリッジの建設に総額2220万リンギ(約7億円)を投じた。

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第3ヤードの収容能力は、既存の第1、第2ヤードの合計と比較して56%増となる。第1、第2ヤードは今後、新車の受け入れとアクセサリーの装着、内外装の検査のために使用され、オーバーヘッド・リンク・ブリッジを通じて第3ヤードに送られる。出荷作業を第3ヤードに集中することで、出荷にかかる時間を短縮する。

ホンダ・マレーシアは2014年1月にマラッカ工場の第2生産ラインを稼働。16年までに年産能力を10万台に引き上げる計画だ。同社の上野洋一郎社長は第3ヤードの稼動が、15年の販売目標である8万5000台を達成するために重要な役割を果たすと強調している。

ホンダ・マレーシアは2000年の設立で、出資比率はホンダが51%、DRBハイコムが34%、オリエンタル・ホールディングスが15%。上半期(1~6月)の販売台数は前年同期比17%増の4万3597台に達し、国民車ブランドを除いたマレーシアの新車市場で最大を記録している。

2015/8/10

 

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