中部アフリカのルワンダの首都キガリ市で24日、都心での乗用車の通行が禁止された。ただし、救急車などの緊急車両やバスなどの公共交通機関については例外としている。


地元メディアのKTプレスによると、乗用車の通行が禁止されているのは「カー・フリーゾーン」と呼ばれる地区で、キガリ市は「歩行者にフレンドリーな都市」を目指すとした。同地区内では500メートルおきを目安に歩行者の休憩所を設置する方針で、休憩所では無料の無線インターネット接続サービスを利用することが可能になるという。

一方、キガリ市は公共交通機関については重視する方針で、現代自動車と中国の宇通客車から800台のバスを調達するとした。同市では3社に対して5年更新でバス事業を許可をしており、ラッシュアワーであっても乗客を10分以上は停留所で待たせないことや、1日当たり50万人以上を輸送することを義務付けている。同市の人口は約110万人に上る。

同市のFidele Ndayisaba市長は今回の措置について「すべての人々が乗用車やタクシーではなく、バスなどの公共交通を大事にするようになることを願っている」と述べた。

2015/8/25

 

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