インドの自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)傘下で韓国の自動車メーカーである双竜自動車は16日、自動運転(自動走行)車の公開実験を10月28日に実施したと発表した。韓国自動車部品研究院(KATECH)との共同研究の成果としている。両者は昨年6月に共同研究について合意していた。

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双竜自の自動運転車は小型SUV(スポーツタイプ多目的車)の「コランドC」をベース車両としており、ドライバーが操作しない状態で、直線道路での速度の加減やコーナリング、障害物の回避などに成功した。同社は2020年までに自動運転車の商品化を目指しているという。

実験の際には同社が開発したレンジエクステンダー付きの電気自動車(EV)である「ティボリEVR(Tivoli EVR)」も披露した。同モデルのEVとしての航続距離は125キロメートルで、エンジンも使用した場合の航続距離は400キロ。25キロワット時の容量を持つリチウムポリマー電池を搭載している。同モデルについては2019年までに量産を開始する計画となっている。

KATECHは、韓国の自動車産業の育成に向け、政府と関連企業の出資により1990年に設立された。

 

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