車載電線大手の独レオーニは19日、南米パラグアイの首都アスンシオン近郊のサンロレンツォで新工場を開所したと発表した。同社は中南米ではメキシコとブラジルに拠点を置いているものの、パラグアイでは初の生産拠点となる。


ブラジルとアルゼンチンの商用車と乗用車のメーカー向けにワイヤーハーネス(組み電線)などを供給する。投資額は1200万ユーロ(約16億円)で、敷地面積は2万8000平方メートル、建屋面積は1万メートルとなっている。従業員数はフル稼働時に1000人まで増やすとした。

同社は新工場の立地にパラグアイを選択した理由について、リーズナブルなコストやスムーズな物流、メルコスール(南米南部共同市場)による恩恵などを挙げている。

 

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