ゼネラル・モーターズ(GM)は9日、ケンタッキー州ボーリンググリーン組立工場に4400万米ドルを投資すると発表した。パフォーマンス・ビルド・センターを拡張し、生産能力を増強する。これにより36人の新規雇用が創出される見込み。来年1月に建設を開始する。

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シボレーの新型スポーツカー、コルベット「Z06」の好調な販売により、パフォーマンス・ビルド・センターの増強が必要となった。同モデルは現在、ボーリンググリーン組立工場で生産するコルベット車の約3分の1を占めている。

同組立工場は1981年に稼動し、コルベットのモデルを専門に製造。2014年第2四半期(4~6月)からエンジン生産を開始し、コルベットZ06用に「LT4」6200cc・V型8気筒エンジンを生産している。

■5月にも4.39億ドル投資
GMは今年5月、ボーリンググリーン組立工場の改修と塗装施設の新設に4億3900万米ドルを投じると発表。過去4年間で総額6億1750万ドルを同工場に投じ、316人の雇用を創出している。

なお、パフォーマンス・ビルド・センターでは今年3月から、コルベットZ06の購入者の希望に応じ、搭載するLT4エンジンを技術者とともに1日かけて組み立てる「Build Your Own Engine」プログラムを実施している。同プログラムの参加費用は5000米ドル。


 

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