米司法省はこのほど、連邦大陪審がドイツの自動車部品大手エバスペヒャー(Eberspaecher)の現職幹部1人と元幹部2人をカルテルに関与したとしてミシガン州東部を管轄する連邦裁判所に起訴したと発表した。駐車中などにエンジンをアイドリングにしない状態でも車室内を暖めることができるパーキング・ヒーターの価格を不正に操作したとしている。


被告となった3人は2007年10月から12年11月にかけて商用車向けのパーキング・ヒーターを北米域内のアフターマーケットで販売する際に競合他社と談合したとされる。価格の下限を設定したほか、値上げする際にもタイミングや値上げ幅を調整した容疑がかけられている。

法人としてのエバスペヒャーは今年3月にカルテルへの関与を認めており、6月に1490万米ドルの罰金を支払うことに同意していた。

 

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