ルネサス エレクトロニクスは6日、オーストリアのTTTech Computertechnikと自動運転(自動走行)向け電子制御ユニット(ECU)の開発プラットフォームで協業を開始すると発表した。


協業を行う開発プラットフォームは、ルネサスの車載制御用マイコン「RH850/P1x」と車載情報システム向け高性能SoC「R―Car」に、TTTechの先進運転支援システム(ADAS)向けソフトウエアプラットフォーム「TTIntegration」を統合したもの。

自動運転の技術は発展途上で、システムには柔軟性、拡張性が要求され、高度な処理性能だけでなく、高い安全性の両立も求められている。TTIntegrationは複数のハードウエアで実現されているソフトウエアコンポーネントの統合を可能とするもので、制御用マイコン、高性能SoCが搭載された新プラットフォームで高い性能と安全性を実現しながらも、将来の拡張も可能とする自動運転システムの開発が可能となるという。

2016/1/7

 

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