イランの国民車メーカー、イラン・ホドロ(IKCO)は1日、オマーン政府などと合弁会社を設立することで合意したと発表した。同国南東部のドゥクム経済特区に新工場を設置する。

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合弁会社にはオマーン政府側が80%、ホドロが20%を出資する。ホドロの自主ブランドモデルである「デナ(Dena)」と「ルンナ(Runna)」を生産する。当初はイランから輸出した部品をSKD方式で組立生産するが、将来的にはボディ製造ラインや塗装工程なども設置する計画だ。

生産能力については今回の発表では明示していないものの、昨年10月の時点では、ホドロのHashem Yeke Zare社長兼最高経営責任者(CEO)が年間1万5000台になるとの見通しを示していた。国内販売だけでなく、ペルシャ湾岸諸国や北アフリカ諸国への輸出も視野に入れている。

2016/2/2

 

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