カナダの自動車部品メーカーであるエクスコ・テクノロジーズは5日、米ミシガン州の自動車用皮革製品メーカーであるAFXインダストリーズを買収したと発表した。買収価額は7300万米ドルとしている。


AFXはミシガン州ポートヒューロンに本社を置き、メキシコ北東部のタマウリパス州マタモロスに工場を保有する。座席を含む自動車内装用レザー製品のティア2サプライヤーで、2015年の売上高は8800万米ドルだった。座席のほかにハンドルやシフトノブ、シフトブーツ、サイドブレーキのハンドル、アームレストなどの部品の表面を覆うレザーの加工などを手掛けている。

一方、買い手のエクスコはカナダのオンタリオ州マーカム(Markham)に本社を置き、世界各地の20拠点で6697人を雇用する。主力事業は自動車の内装用樹脂部品と鋳造・金属加工エンジニアリングとなっている。13年12月にも南アフリカの自動車用皮革製品メーカーであるオートモーティブ・レザー・カンパニー・グループ(ALC)を買収すると発表するなど、皮革品事業を強化していた。

2016/4/7

 

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