商用車・特殊車両メーカーの米スパータン・モーターズは現地時間の19日、いすゞ・ノースアメリカの中型トラック「Fシリーズ(日本名:フォワード)」を生産するための新工場の建設を開始したと発表した。両社は今年3月にFシリーズの生産を委託することで合意していた。

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新工場はスパータンがミシガン州シャルロッテに保有する本社工場内に建設される。投資額は550万米ドルで、建屋面積は8万5000平方フィート(約7897平方メートル)となる。

スパータンは2011年にいすゞ「Nシリーズ(日本名:エルフ)」のガソリンエンジン搭載車の受託生産を開始。Nシリーズのガソリン車は以前、ゼネラル・モーターズ(GM)のウィスコンシン州ジェーンズビル(Janesville)工場で生産されていたが、2009年に終了となったため、スパータンで生産されることになった経緯がある。

スパータンの従業員数は約1700人で、昨年の売上高は5億5000万米ドルだった。Fシリーズの生産を受託したことにより、新規雇用創出も見込まれるとしたが、人数については言及しなかった。

2016/4/21

 

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