三井物産は1日、炭素繊維などの複合材料を使用する自動車構造材の設計・エンジニアリング会社、独フォワード・エンジニアリング(Forward Engineering)に出資するとともに業務提携すると発表した。自動車向けの炭素繊維市場の拡大に取り組む。出資額は公表していない。

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世界的に温暖化対策が進むなか、自動車の燃費と排出量削減に向けた解決策の一つとして軽量化が重視されていることから、今後は炭素繊維などの軽量化素材を使用した部品市場が急速に拡大すると予測されている。フォワード・エンジニアリングは前身であるRoding Automobileの時代から量販車の軽量化を切り口に、複合材料を用いた車体開発の設計・エンジニアリング業務を展開している。

三井物産とフォワード・エンジニアリングは資本業務提携を通じ、自動車の軽量化ニーズに応えるため、炭素繊維などの複合材料を用いた車体軽量化設計・エンジニアリング事業をグローバルに展開していく考え。

三井物産は昨年4月、金沢工業大学の革新複合材料研究開発センターと複合材料研究に関する協力協定書と機械貸借契約を締結し、炭素繊維複合材料を使用した自動車部品などの新製法についての共同開発を開始。今年3月にはノルウェーの炭素繊維強化圧力タンクメーカーであるHexagon Compositesと韓国の炭素繊維加工メーカーである韓国カーボンの株式取得を行うなど、グローバルに炭素繊維関連事業の拡大に取り組んでいる。

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