米調査大手JDパワーが22日発表した2017年度の米国自動車耐久品質調査(VDS)は、18部門中の10部門でトヨタ自動車が最優秀とされる結果が出た。2番目に多かったのはゼネラル・モーターズ(GM)で4部門だった。日系全体ではホンダが1部門を獲得して計11部門。米系はGMに加えてフォードが1部門の計5部門、欧州系が2部門となった。


同調査は購入から3年近く経過した2014年モデルを購入した3万5186人のユーザーを対象として昨年10~12月に実施。100台当たりの問題点や不具合の指摘件数を指数化した。指数が少ないほど耐久品質に優れていることを示す。業界平均は156点となり、昨年の152点からわずかに指摘件数が増加した。

■ブランド別はレクサスとポルシェが首位
ブランド別の平均ではレクサスとポルシェが110点で首位となった。レクサスは6年連続の首位。ポルシェは昨年もレクサスと2点差で2位だった。量販ブランドではトヨタの順位が最も高く、133点で全体の3位だった。トヨタ系以外の日系ではホンダが9位に入っている。

GM系はビュイックが4位、シボレーが8位と上位に入ったほか、GMCが14位、キャデラックが15位で業界平均を上回った。

昨年度からの改善幅が最も大きかったのは現代自動車で、昨年度の19位から6位に躍進した。スコアは昨年度の158点から133点へと25ポイント改善している。次に改善幅が大きかったのはフォードとダッジで、いずれも21ポイントの改善だった。

■ACEN分野の指摘が増加
JDパワーは今回の調査結果について、全回答者の22%がインフォテインメント装置や通信機能、ナビゲーション、オーディオなどを含めた車載マルチメディアシステム(ACEN)分野での問題点や不具合を指摘したと説明。昨年度の20%からさらに2ポイント上昇した。特にスマートフォンとのブルートゥース接続や音声認識システムに関する指摘が目立ったとしている。

また、今年度からはバッテリーに関する指摘がトップ10に加わったと明らかにした。前年度比で44%増えたという。

■人気モデルに高評価
今回の調査では、人気のあるモデルほど高い評価が出る傾向があった。2014年モデルの場合、販売台数の上位10モデルの平均VDSスコアは134点となっており、業界平均の156点とは大差がついている。

乗用車の最多販売モデルであるトヨタ「カムリ」は全モデル中で最も高く評価された。小型トラックと乗用車を含めた米国内の最多販売モデルであるフォード「Fシリーズ」の主力モデル、「F―150」も大型ライトデューティーピックアップ部門の首位となっている。

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