日本電気硝子(本社:滋賀県大津市)は26日、自動車用塗料や窓ガラスを製造するPPGインダストリーズから米国内のガラス繊維事業を取得することで合意したと発表した。総額5億4500万米ドルで取得する。自動車の軽量化などを目的とする先端複合材料(樹脂部品など)の開発が加速していることから、日本電気硝子のガラス繊維は樹脂部品の高機能化に寄与する部材として世界中で需要が増加しているという。


日本電気硝子は昨年10月、PPGの欧州のガラス繊維事業を取得。同社の米ガラス繊維事業の取得についても検討を重ねていた。検討の結果、日本とマレーシア、欧州に米国を加えた4極によるグローバルな生産供給体制を構築すると同時に、先端複合材料の技術開発体制を強化することにより、ガラス繊維市場でのプレゼンスの向上と事業取得に伴うシナジー効果が期待できると判断した。

■知財やIT、販売部門なども取得
取得するのは、PPGの100%子会社であるPPGインダストリーズ・セキュリティーズが保有するPPGインダストリーズ・ファイバー・グラス・プロダクツの全株式と、PPGインダストリーズ・オハイオが保有するガラス繊維事業にかかわる知的財産、PPGインダストリーズが保有するガラス繊維事業にかかわるITや販売部門の人的資産など。

対象事業の取得に関しては、関係各国の競争当局の承認が必要となる。

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