米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は27日、韓国の複合企業であるLSグループと自動車部品メーカーの合弁会社を設立するほか、LSグループのリチウムイオン電池材料事業を買収すると発表した。KKRは今年3月に自動車部品大手カルソニックカンセイ(CK)を買収したことで知られている。


合弁会社の商号はLSオートモーティブ(LSA)で、LSグループ傘下にある同名のLSオートモーティブの全事業を新会社に移管する。新会社のLSAに対する出資比率はLSグループが53%、KKRが47%となり、LS側が経営権を維持することになった。

現LSオートモーティブは1973年の設立。主要製品はスイッチや内装用ランプ、電動シート・モジュールなどの内装関連の電気・電子部品で、現代・起亜自動車グループのティア1サプライヤーとして知られる。2016年の売上高は9110億ウォン(約906億円)で、営業利益は628億ウォン(約62億5000万円)だった。

■リチウム電池材料事業を買収
KKRはさらに、LSグループ子会社のLSエムトロンから銅箔とフレキシブル銅張積層板(FCCL)事業を買収する。特に銅箔は電気自動車(EV)などに搭載されるリチウムイオン電池の材料となることから、今後の成長を期待している。同事業の主要顧客はLG化学で、日本や中国の電池メーカーからの受注実績もあるという。

KKRは、LSA新会社の出資分とLSエムトロンから買収銅箔とFCCL事業の企業価値について1兆500億ウォン(約1045億円)に上るとした。ただし、買収価額や取引完了の予定期日などの詳細については公表を避けている。

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