独複合企業のシーメンスは30日、自動運転(自動走行)システム関連ソフトウエアや、事故の際に乗員が受ける被害をシミュレーションするソフトの開発を手掛けるオランダ企業のタス・インターナショナルを買収すると発表した。


買収価額については両社とも公表していない。タスの全株を取得する。タスは1997年の設立でオランダ南部の北ブラバント州ヘルモント(Helmond)に本社を置き、従業員数は約200人となっている。売上高は2700万ユーロ(約35億円)規模とされる。

買収手続きは今年9月末までに完了する見通し。買収後はシーメンスのデジタルファクトリー・ディビジョンに編入する。

シーメンスは昨年11月に米産業用ソフト大手の米メンター・グラフィックスを45億米ドルで買収するなど、ソフト分野での存在感を強めている。メンターは自動車分野では車載インフォテインメント(IVI)関連システムとソフト、電装システム設計ツールなどに強みを持つ。シーメンスは自動運転と予防安全などに強みを持つタスを買収し、メンターの技術などと統合させることで相乗効果を引き出したい意向だ。

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