東レ(本社:東京都中央区)は2日、高成長が続く炭素繊維の需要に対応するため、コストと性能のバランスに優れるレギュラートウ炭素繊維の新品種を開発し、量産化に向けた焼成設備を米子会社ゾルテック(Zoltek Companies)のメキシコ工場内に新設すると発表した。2018年末の生産開始を予定する。


東レが開発したレギュラートウの新品種「Z600」は、ゾルテックが現在生産しているラージトウと、圧力容器用途などで実績のあるレギュラートウの中間の物性を持つ。今後は需要をけん引する自動車構造部材などを中心とした産業用途に展開していく考え。

炭素繊維の世界市場は今後も年率10%以上での伸長が見込まれ、需要拡大に伴いニーズも多様化しているという。東レグループは、航空・宇宙用途を中心とした超高性能炭素繊維から、自動車向けをはじめとした産業用途で採用が進む高強度・標準弾性率炭素繊維まで、幅広い製品をラインアップ。ニーズの多様化が今後さらに進み、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)への炭素繊維の本格的な採用に伴い、産業用途の需要が飛躍的に拡大する見通しとしている。

 

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