ジーテクトは9日、スロバキアと中国に新工場を建設すると発表した。スロバキアでは西部ニトラに自動車の製造と販売を手掛ける新会社、G-TEKT Slovakiaを設立する。2019年6月の操業開始を予定する。工場の土地面積は10万平方メートルで、建屋面積は1万5000平方メートル。取引先のジャガー・ランドローバー(JLR)から受注したアルミ車体部品を製造する。


ジーテクトは今年8月、英拠点G-TEKT Europe Manufacturingがグロスター工場を拡張。今後は英国とスロバキアの2拠点体制で、マルチマテリアルボディの量産技術向上と、欧州事業の拡大を目指す。

■中国では広汽三菱に供給
中国では、湖北省武漢市の子会社Wuhan Auto Parts Alliance(WAPAC)の第2工場を新設する。総投資額は4億5000万元(約76億7000万円)。18年4月の操業開始を予定する。

WAPACは広州汽車と三菱自動車の合弁会社、広汽三菱汽車(本社:湖南省長沙市)に車体部品を納入している。広汽三菱の生産能力の拡大に伴い、長沙市に溶接組立工場を新設することを決めた。これにより物流効率の改善による収益工場が見込まれる。

長沙市近郊には、中国のエコカー最大手をはじめ、欧州系の合弁メーカーや現地メーカーが集積していることから、今後は英国やスロバキアの拠点でのアルミボディ量産技術や、上海市にあるリサーチ拠点、G-TEKT Shanghai Representative(GSR)で得られた情報などを活用し、中国市場での新たな取引の拡大を加速させる方針だ。

 

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