帝人は11月30日、昨年末に米サウスカロライナ州グリーンウッド郡に取得した工場用地に炭素繊維製造ラインを新設し、その事業運営会社としてテイジン・カーボン・ファイバーズ(TCF)を設立すると発表した。


新工場は2020年度中の稼働を予定する。これに伴い、帝人グループで炭素繊維事業を展開する東邦テナックス(本社:東京都千代田区)が静岡県の三島事業所のプリカーサ(炭素繊維の原料として用いる特殊なアクリル繊維)の生産能力を増強する。日米両国での総投資額は約350億円に上る。

世界的な環境規制の強化に伴い、環境負荷低減のニーズが高まっていることから、帝人グループは航空機や自動車などの用途に向けて技術開発を推進し、炭素繊維事業の拡大を目指している。

■東邦テナックスを統合へ
帝人は同日、18年4月1日付で東邦テナックスを統合すると発表した。グループ内の情報・技術の共有や人材の最適配置などによる総合力の向上が狙い。

統合に伴い、欧州、米国、シンガポールの事業会社であるトーホウ・テナックス・ヨーロッパ、トーホウ・テナックス・アメリカ、トーホウ・テナックス・シンガポールについては、それぞれテイジン・カーボン・ヨーロッパ、テイジン・カーボン・アメリカ、テイジン・カーボン・シンガポールに社名を変更する予定。

 

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