スイスの自動車部品メーカーであるオートニウム(Autoneum)は11日、イランの同業Ayegh Khodro Toos(AKT)と独占的ライセンス契約を締結したと発表した。同契約に基づき、AKTはイランの国民車メーカーのイラン・ホドロ(IKCO)と仏PSAグループ(旧PSAプジョー・シトロエン)との折半出資の合弁会社であるIKAPにオートニウムが開発したカーペットやダッシュインシュレーターなどを供給する。これらの製品を搭載したIKAPのスポーツタイプ多目的車(SUV)は2019年前半に発売される予定。


AKTはイラン北東部マシュハド(Mashhad)工場でカーペットやダッシュインシュレーターのほか、フロアインシュレーターとトランクトリムを製造し、IKAPに供給する。

オートニウムのヒルツェル最高経営責任者(CEO)は、イランが8000万人の人口を持ち、自動車の年間生産台数が約150万台に上ると説明したうえで、今後も市場が伸びると予想されることから、域内の同社の顧客のニーズに対応するため、AKTとライセンス契約を結ぶことを決めたと述べている。

オートニウムは2011年の設立で、内装部品とエンジンルーム関連部品、車体関連部品の製造、販売を手掛ける。20カ国以上の約50カ所に拠点を展開し、16年の売上高は21億5260万スイスフラン(約2464億円)、従業員数は1万1725人に上っている。

AKTは1999年の設立で、防音部品を製造し、約80人を雇用。PSAのほか、ルノー・日産アライアンス、IKCOをはじめとするイランの自動車メーカーが主な供給先となっている。

 

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